服と気候変動

私たちは日常生活の中で無意識に気候変動に加担してしまっていることがあります。1人当たりが消費する服に関するCO2排出量は日本が世界で最も高く、世界の平均の5倍ほどにもなります。ここではそんな行動を回避するための選択肢として「洋服の寿命を伸ばす」ことを提案する取り組みを紹介します。

「壊れたら、修理をしよう!」を合言葉に、アウトドア・アパレル・ブランド Patagoniaのリペアカー「つぎはぎ」が全国各地を旅しながらWorn Wearというイベントを開催しています。
Patagoniaは故郷である地球を、今、地球が直面している様々な危機から守るためにビジネスを行うアパレルブランドです。

そんなPatagonia が開催しているWorn Wearのイベントでは、服に適切なお手入れ・修理を施してくれます。イベントでは、壊れてしまった服を修理することを提案し、それが再びその洋服を楽しめるだけでなく、環境に与える影響も軽減できるということを啓発しています。つまり、服の寿命を伸ばすことは人々の衣類の購買や消費を抑えることにつながり、それはさらに服の生産、販売、消費、使用、廃棄における環境負荷を低減させることにもつながるということです。

Worn Wearで修理をお願いすると、「つぎはぎ」の車内に設置されているミシンで丁寧に作業をしてもらえます。まさに服の人生が刻まれる瞬間ともいえるでしょう。 

またPatagoniaはイベントだけでなく、店舗やオンラインでもPatagonia製品の修理を受け付けています。

https://www.patagonia.jp/jp-repairs.html

下のURLからあなたのお家の近くにリペアカー「つぎはぎ」が来てWorn Wearが開催される日を確認することができます。

https://wornwear.patagonia.jp/event/

クローゼットの中に穴が空いてしまった、またはほつれてしまった服は眠っていませんか?是非この機会に、修理をお願いしてみてはいかがでしょうか? 

 文責:安齋麻友子 

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