気候変動という地球規模の課題に危機感を抱きながらも、どのようにアプローチをすれば良いのか模索している方は多いでしょう。本書は特に教育における政策立案者、団体を対象に作成されています。
気候エンパワメントのためのアクション (ACE)とは、気候変動教育をより広く一般に広めるために造られた標語です。いかにアクションを起こしていけばよいのか、4つのフェーズ(入門、計画立案、実施、モニタリング)と10のステップでガイドラインが提示されています。1992年に採択されたUNFCCCの第6条において、教育・訓練・啓発の重要性が謳われました。グローバル・アクション・プログラム(GAP)*の知見に基づいて作成された本書を参考に、実践してみませんか。
*「国連ESDの10年」の後継プログラム(2015- 2019年)
文責: 神田和可子